転職で学歴は関係する?中途採用における学歴の影響を考察

転職で学歴は関係する?中途採用における学歴の影響

履歴書の記載項目として「学歴」があります。転職において学歴が応募先の企業で合否に関係するかは、企業によって様々です。新卒の就職活動では学歴の影響力を肌身に感じていた方もいると思いますが、中途採用の場合はどうなのでしょうか?

中途採用の採用基準

まず基本的な中途採用の採用基準からみていきましょう。中途採用に求められるのは何といっても「即戦力として活躍できる」ことです。この即戦力性を判断する基準が「実績」や「経験」の有無となります。

また、未経験者でも人材のポテンシャルや将来性を評価する場合は「資格」や「人柄」も判断材料となります。

学歴は関係ない?

中途採用は「実績」「経験」「資格」「人柄」が重視されると前述しましたが、以下の場合は例外的に学歴が採用合否に影響する場合があります。

第二新卒・20代未経験での転職の場合

たとえば求職者の”将来性”の判断材料として、受験勉強や大学での学習経験が採用基準の一つになる場合です。「学習習慣」「習得能力」において優位性があると判断される傾向はあります。

特に社会人経験の浅い第二新卒者では、書類選考の際に、「実績」や「経験」という部分での書類判断が難しくなります。そのため応募過多の場合、学歴で足切りを行うことも可能性としてはあります。ですので求人応募の多い人気企業の選考では、学歴に影響される要素があると言えます。

募集に学歴のハードルを設けている場合

応募条件に大卒以上、専門卒以上などの学歴を設定している求人もあります。企業ごとに学歴がどこまで重視するか基準は異なります。転職・中途採用において学歴は、あくまで求職者を判断する基準の1つで、新卒採用ほどの影響力はないと考えられます。

転職では学歴よりも「経験」が勝る

【新潟転職.com】が転職サポートした事例で、求人の学歴要件は満たしてない求職者の方でも、該当職種や業界の「経験」が評価され、面接に至ったケースも多々あります。各企業も状況によって判断は変わりますので、学歴で転職エージェント等を活用して確認するのも有効です。

まとめ

繰り返しになりますが、中途採用は「実績」「経験」「資格」「人柄」が重視されます。学歴を磨くことは社会人には困難ですし、企業も学歴のみで求職者の合否を判断することはまずありません。何よりもまず現職の仕事で転職先にアピールできる実績と経験を積むことで、人間的に成長する事が良い転職に繋がってきます。