「新潟転職.com」では転職の仲介サービスをさせて頂いていますが
求職者の方にとっては転職先で勤め始めてからが本番になります。
以前、求職者の方と一緒にある企業へ会社見学に行かせて頂いたのですが
その際に案内して下さった社長様が入社した際の心構えとして
ふと言った言葉に「守・破・離」というものがありました。
元々は茶道や武道で使われている言葉だそうですが簡単に説明すると
(守)新しい師匠から教えを乞う時にまずは言われた通り実践してみる
(破)繰り返していく中で改善点を分析し自分なりに改良していく
(離)経験を元に新しいものを生み出しはじめる
という意味だそうです。
この話を聞いた時に私が感心したのは
本人が技術や知識を吸収する為にはもちろんですが
受け入れる従業員側の気持ちを考えても有効な考え方だという事です。
というのも転職をすると、前職とは「やり方が違う」「考え方が違う」という事は
大なり小なり出てくるものですが、「守」という相手の立場を思いやるアクションが
入る事で受け入れる側もその後の意見に耳を傾けやすくなるからです。
一口に転職といっても職種やポジションで求められるものは様々ですが
会社をより良くしていこうという気持ちは誰にでも必要なものです。
ただその際には一緒に改善していく仲間を想う事も忘れないで頂ければと思います。