支援業務の経験を活かした転職事例
Kさんは地域密着の調剤薬局グループ【株式会社共栄堂】様に入社されました。今回はKさんが転職活動をおこなった当時と転職後の現在についてお話を伺いました。
Q.転職された経緯を教えて下さい
婚約を機に新潟市へ転居を決めたことがきっかけです。前職を続ける選択肢も考えましたが、将来的な転勤が想定されることや、配置転換も困難な状況だったことから転職をする意思を固めました。
―――転職活動はどのように進められたのでしょうか?
最初は独力で求人を調べたのですが、情報が膨大で取捨選択の判断が難しく、転職活動は進展しませんでした。前職も繁忙期に入りこのままではまずいと思い、転職エージェントを活用して情報収集とアドバイスの両方を受けることに切り替え、昼休みに自家用車で電話面談を受けたり、スキマ時間を活用するように工夫しました。
―――転職エージェントに登録していかがでしたか。
初めての転職だったので、今後の転職活動の方針を相談できたことや、エージェントを介することで第三者の立場から企業へ推薦して貰える安心感が大きかったです。
―――新潟転職ドットコムの良かった点は?
勤務地が最優先事項だったので新潟に特化している点と、私の希望を正しく理解してもらえた点です。他社エージェントも利用しましたが、望んでいないのにキャリアアップを前提に転職を勧められて話が噛み合わないと感じていたところ、新潟転職ドットコムさんにそのような違和感はありませんでした。
―――共栄堂様の決め手は何でしょうか。
「調剤薬局の管理部門の仕事です」と求人紹介をされて、意外でしたが面白そうだなと。調剤薬局といえば薬剤師や登録販売者をイメージしますが、募集ポジションは店舗のバックオフィス部門ということで、前職での支援業務の経験や希望勤務地が一致しており、担当エージェントの方が推薦される意図に納得もできて応募を決めました。
Q.現職について教えて下さい
おもな担当業務は、県内外にある100店舗以上の調剤薬局の賃貸借契約です。具体的には店舗の土地をお借りしている所有者さんへ契約更新の交渉をしたり、調剤薬局に勤務する社員の駐車場を確保するための手続きをしています。
―――実際に働いてみていかがですか。
業界独自のルールが複雑で一筋縄ではいきませんね。薬局は医療機関との関係性に留意しないと調剤報酬点数に影響することがありますので、事前に土地情報などを収集し、安易に契約しないよう努めています。利益を最大化するための提案力が必要です。
―――契約以外にはどのような業務がありますか?
経営管理チームとして経理や業務改善など幅広く携わっています。一例としてはフローチャートを用いたマニュアルを整備して業務の標準化や、費用対効果を検証したうえで新たなシステム導入を企画することもあります。
―――職場環境はどうですか?
社員同士が近すぎず遠すぎず自然な距離感で、残業も少なく、オンオフのメリハリをつけやすい環境だと思います。ボトムアップ型の組織で裁量を任せて貰えますし、諸先輩からの指導も「こういう考え方もあるんじゃない?」と視野を広げて考えさせるスタイルで、案件をこなすたびに成長を感じます。
―――オフのときは何をしていますか?
業務で必要になる法律の勉強と、デスクワークが増えたので健康維持のためにウォーキングも始めました。平日は30分、週末は1時間半から2時間くらい歩きながらニュースやYoutubeをラジオのように聴いています。身体を動かすと頭がスッキリしますね。
―――ストイックなオフの過ごし方ですね。
内勤で一日中ジッとしていると寝つきが悪くて(笑)。外勤の割合が増えるとまた変わってくるかもしれません。共栄堂の社員はスポーツや登山といったアクティブに休暇を過ごす人も多いですね。
転職をお考えの方へ一言アドバイスをお願いします
どんなに小さくても一歩を踏み出すことが大切だと思います。私自身「勤務地を変えたい」という動機で転職するのはいかがなものだろう…と悩んだ時期もありましたが、転職エージェントに相談する行動を起こしたことで捉え方や価値観がアップデートされ、結果的には転職後の納得感にも繋がっています。また、前職の多忙さに甘えずに転職活動の歩みを続けていたからこそ、現職との縁に繋がりました。
担当コンサルタントから一言
Kさんは8月の猛暑のなか、貴重な休日を割かれて面談にお越しになったことを覚えています。面談では結婚という人生の転機を迎えるにあたって、様々な想いを語っていただきました。仕事に対する責任感の強さや、コンピテンシーの高さを感じたことから、ご本人の納得感を大切に求人提案を行いました。今回インタビューで前職を辞める直前まで後輩の教育指導にあたっていたと伺い、人柄の素晴らしさを再認識した次第です。共栄堂様で末永くご活躍されることを願っています。